しがない小エビの住処

海の底からお送りしております。小エビが好きにしゃべるだけの場所です。

【こんなの】楽曲についての私的考察①【号泣案件】

 

お久しぶりです、ルカと申します。

今回も例に漏れず私の好きなアイドルさんについて語ろうと思います。

 

www.mesemoa.com

公式さんのリンクはこちらから。

 

知らないよ!という方はぜひ一度見に行ってみてください。筆者が初めて好きになった自慢のアイドルさんです。もしかしたらあなたの世界も少しだけ変わるかも…?

 

(筆者は180度変わりました)

 

さて、人生観が変わったと言っても過言ではない私ですが、この沼に浸かる前から偏った音楽フェチでした。知らないジャンルでもテーマソングやBGMに惹かれるなんてことはしょっちゅうです。

 

彼らを知ったのもそのような経緯で、とある楽曲に惹かれてここへとやってきました。過去のアルバムに収録された曲も含め、新規ながら聞き倒してると思います。

 

そんな私が初見時からギャン泣き状態に陥り、いまだに聞くたびに視界が滲んでしかたのない楽曲がいくつもあります。今回のツアーでさらに増えそうです。あかん。

 

それを少し自分語りしてみよう…と思い立ったので、即時行動してみました。(194日前の下書きを掘り出しています)

 

本当に人様に見せられるようなレベルではないのですが、こんな見方や聞き方があるんだなあと、一例程度に思っていただければ幸いです。

 

 

それでは早速…!!

 

 

楽曲/バイバイ

実は今も聴きながらブログをしたためているのですが、再生するのにめちゃくちゃ心の準備が必要でした。泣くって分かってるからね…!!!!

 

こちらの曲はむすめん。の6thシングルである「Chameleon Color」のカップリング曲です。

 

当時の彼らの事情もあり、タイトルで議論を引き起こしたとか(のちにこの曲を知り、軌跡を辿った私もそろそろ涙枯れるんじゃないかってくらい泣きました。)気になる!という方はぜひ上のリンクを利用していただければと思います。

 

「バイバイ」だもんね。最初はびっくりした。

 

卒業式でよく歌われる曲を彷彿とさせるようなメロディーだからなんですかね。じんわりと沁みるというか、声と相まって本当に色々もっていかれる楽曲。大好きです。

 

(Mesemoa.さんって曲によってガラッと色が変わる感じがします)

 

 

 名前を呼んでくれた、瞳を見てくれた。

 

旋律に導かれるように歌う言葉は過去形で、『君』と過ごしてからいくらかの時間が経っていると推定します。

 

(以下、一部の歌詞を引用しています)

 

時間は経ってしまったけど、『僕』には今も『君』の名残が感じられる。どきどきしてふわふわした時間は楽しくてあっという間に過ぎてしまった。ああ、明日なんて来なければいいのに。

 

きっと誰しもが一度は考えたことがあるのではないでしょうか?

大好きな友達と遊んでいるとき、ライブを見ているとき。この時間がずっと続けばいいのに。でも現実は無常で、時は流れていく。だから人は『またね』と約束をする。

 

それはきっと、ステージの上で輝く彼らも同じなんだと思います。

 

「また遊ぼうね、また歌おうね」「ばいばい」

 

それは子供がするようなちいさな約束で、おまじないのようなもの。

 

言葉には力が宿ります。『また』会えることを信じて、今はバイバイ…なんて聞き分けの良いことができたら誰だって苦労はしない。

 

本当は帰りたくない。話したいことも伝えたいこともたくさんある。なのに、言葉は出なかった。君と別れて迎えた夜、君は傍にいないけれど、寂しくないようにずっと君のことを想うから。

 

一番の歌詞を個人的に解釈してみました(ぼかして繋げただけとも言う)

 

彼らも同じ、と書きましたが、きっとここまでは私たちにも彼らにも当てはまることなんだと思います。

 

『この時間がずっと続けばいい』

というのはきっと、幸せな瞬間に感じること。

 

その幸せな時間がいずれ終わってしまうと分かっているからこそ、『また』と次を願う。それはたとえばライブをする側や見る側だったり、お引越ししてもう会えなくなる友達だったり、誰かと遊んでいたけど家に帰らなくちゃいけない時間になりそうなときだったり。ちょっとした日々の中にもきっと落ちているような気持ちです。

 

帰りたくない。そんなことは叶いやしないと分かっているから、結局お別れを受け入れる。「ばいばい」なんて言ってお別れする。大人になればなるほど、それは当たり前になっていきます。だって泣き喚いても時間は止まらないし、戻らないと理解しているから。

 

 

二番を見てみます。

 

限りある時間の中で君の心の中に住み着きたい。笑ってふざけて怒って。どんな顔も、涙だって君に見てもらいたい。

 

まっすぐに歌い上げられるのもまた、お願い事に近いもの。

 

手拍子は弾み足踏みも鳴り、響く歌声に鼓動が重なる。

 

まるで一緒にオーケストラを奏でているみたい、と一人が苦手な彼が歌ったパート。

 

メロディーがないといくら足や手を鳴らしても弾みませんし、鼓動が重なるのも響き渡る歌声があってのことではないでしょうか。ステージに立つ彼らと、それを見て盛り上がる私たちで奏でられるオーケストラ。

 

一番とは違って、二番は彼らの側なのかなあと思います。笑ってふざけて怒って、時に涙というどこかで聞き覚えのあるフレーズ、なによりも「限りある時間の中で」というのはかつてお仕事や学業とアイドルを掛け持ちしていた彼らを彷彿とさせるような気がして。

 

 

でも、ここからなんです。

 

夢見た場所にやっと立てたのに、まだ終わりたくないよ。

 

俯かないでやってこれたのに、前が見えないよ。

 

帰りたくない、なんてことは叶わないから別れを受け入れるのだと一番の方で書きました。時間は戻らないからそうするしかないし、人はそれを自然に受け入れる。『バイバイ、また明日』誰しも言ったことがあると思うんです。

 

だけど、二番は彼らの側ではないかとも書きました。彼らと私たちがいて完成する、ライブという名のひとつのオーケストラ。それが夢見た場所で、やっと叶った。そりゃまだ終わりたくないなんて思いますよね。ずっと見てた夢が叶ったんですもん。

 

だけど、夢が叶ったあとは。そこにたどり着くまで前を向いて、必死にやってきたそれが叶ったあとには、何がある?文字通り『前が見えない』状態だったのではないでしょうか。

 

次への一歩はすごく怖いけど

きっときっと 君となら歩いて行ける

 

夢をみるってことはきっと、綺麗なことばかりじゃないんだろうなと思います。

 

道中はもちろんのこと、厳しい道や挫けそうなこともいっぱいあったのではないかと。今の私にそのすべてを知る術はなく、ここに書いたことは憶測でしかないのですが。

 

それでも、すごく怖いと言いながらも『きっと君となら歩いて行ける』と言ってくれるなら、きっと単純な私はどこまでも応援し続けるんだろうなと思います。

 

眠る前、目を閉じて耳を塞ぐ。でもちゃんと見えるし、聞こえるんです。始まりの歌。ピアノのメロディーが、その旋律をしずかに奏でる。

 

それはワンフレーズだけ。でもきっとそれが、一番はじめの願い。

 

『僕の名前を呼んでよ』

 

まだアイドル気取りだった頃の彼らの声がします。

きっとあの頃よりもずっと、彼らの名前を呼んでくれる人は増えました。私もその一人です。あれから時間は経ったけれど、今の私も目を閉じて、耳を塞いでたって聞こえる。彼らの歌声が、笑い声が。だから、呼んでと言われたらいつだって叫びます。

 

また踊ろう、歌おう、まだ帰りたくないけどばいばい。

 

そう言いながらも誰か時を止めてとまで歌うのは、どうしようもないと理解していても分かりたくなかったから。時間は過ぎゆく、誰にも止めることはできません。

 

「名前を呼んでよ」から数年後のこの曲で「忘れちゃ絶対にいやだ」なのは、この夢の時間が終わっても、名前を忘れないでほしいということなのかなあと思いました。

 

去った人もたくさんいた、とどこかで聞いた覚えがあります。前が見えない、この先が分からない。たとえここで『ばいばい』するとしても、絶対に僕たちを忘れないで。

 

泣いても笑っても明日は来る。やってくる朝が寂しくありませんように。

 

あれだけ願ってもやっぱり時間は過ぎて、また新しい日が始まります。それでも、『また』と願うから。ばいばい、また逢える日まで。

 

ZENBUのときも思ったのですが、彼らにとっての「ばいばい」は節目と言うか、次のステップへ行く合言葉のようなものではないかと勝手に捉えています。

 

中野を終えたひとつめのステップ、橙さんの卒業と改名のふたつめのステップ、と言う感じで。それまでの自分たちにばいばいするというような意味合いなのかな、と。

 

だから次のばいばい、が聞こえるとき。その時は彼らがまた新しいステップを踏むときなんだろうなあ。それがどのようなステップかは分かりませんが、彼らが輝いてくれるのならどこまでも好きだと叫び続けようと思います。きっと泣いてしまうけど。

 

あとすごく個人的な話をしてしまうと、この曲すごく一人一人の声が聞き取りやすいんですよね。

 

誰がどこのパートを歌ってるか、誰と歌ってるかがなんとなく分かるというか。だから余計に泣きたくなっちゃうというか。筆者はエメグリさんと茶さん推しなのですが、茶さんの優しいお声とラストのエメグリさんのパートでいっつもぼろっぼろに泣かされます。それ以前から滝のように泣いてはいるのですが。

 

繰り返しますが、ここまではすべて憶測です。深読み考察大好きな一ファンの見方だと思ってください。長くなってしまいましたが、ここまで見てくださった方ありがとうございました…!

 

もしこのブログで興味が湧いたという方がいらっしゃるならば、ぜひ上のリンクから飛んでみてください。

 

お粗末様でした!